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はんこ基礎知識 はんこの種類について

実印

  個人・法人の権利や所有等、法的な証明となるはんこです。一般的に役所に実印登録をしたはんこをこう呼びます。個人の場合は姓名ともに彫るのが一般的ですが、それは他の用途の印鑑と混乱を避けるための慣習です。車や不動産の購入等に使用するのでもっとも重要な印鑑です。

実印登録用印鑑にはいくつかの条件(大きさ、素材等)が条例で設けられていますが、地方自治体によって微妙に違いますので、詳しいことは地元の役所で確かめた方が間違いないでしょう。

■一般的な条件
 ・ 直径12〜18ミリ
 ・ シャチハタのような浸透印(ゴム印)は不可
 ・ 彫刻内容が戸籍と同じ名前であること(通称は不可)
  (姓名共彫刻する事を条件としている自治体もあります。)

 名古屋市の場合、氏名の読みをひらがなで実印に彫り、登録する事が可能ですが、他の地域ではできない地方が多いようです。

  また独身女性の場合、姓名で実印を作ると、結婚後に姓が変わって作り直さなければならなくなるので、名だけで作られる方が多いです。


認印

  手軽な認証の印として使われる印鑑をこう呼びます。シャチハタのような浸透印タイプはゴム印ですので、認印としてしか使えません。日常的には書類の閲覧の証明や受け取り、領収書などに使います。

しかし認印といえども、契約書などに押せば立派に法的な効力が発生します。くれぐれも注意しましょう。


銀行印

  銀行で口座を作るための印鑑です。実印に比べれば条件は緩やかですが、シャチハタ類はやはり使えません。姓もしくは名のみの彫刻が一般的です。

よく銀行印を認印や実印と共用してしまう人がいますが、これはあまりおすすめできません。なぜなら、例えばはんこを紛失してしまった場合、すべて登録し直さなければならなくなります。一つのはんこをいろいろな目的に使えばそういったトラブルの可能性が増えていきます。


法人実印

  法務局に法人として登記するための印鑑です。会社を作るときには必須のものです。一般的に2重枠の形で作り、外周に会社名、内部(中丸)には代表者の正式な役職名(代表取締役印等)を彫るのが一般的です。
大きさは1cm四方以上3cm四方以下と定められています。

なお、2002年11月よりアルファベット社名の登記が可能となりました。

▼この件に関する法務局のプレスリリースはこちら▼
商号の登記にローマ字等を用いるための商業登記規則等の改正について

※中丸に個人名を彫って登記することも可能ですが、役職が異動した場合に登記をしなおせねばいけないのでお勧めはできません。




  主に領収書、請求書や契約書などに押されるはんこで、その書式の発行元を証明するものです。個人商店から法人まで、幅広く使用されている印鑑です。

角印という形は、もともと古代中国の皇帝が官職につくものに証として与えたはんこ(印綬)が起源となっています。現在でも表彰状などに押されているはんこが角印なのは、その流れをついでいると言えます。だから風格や格式、出自の信頼度を表す印鑑として使用されているのです。

一般的には登録する印鑑ではありませんが、公共事業での取引契約などでは届け出が必要な場合もあります。